江戸衣裳着人形は五大将軍綱吉の頃に生まれた人形です。江戸文化の繁栄にともない、いくたの名士の指導のもとに多くの

職人が技術技法を確立し、それぞれの雛人形、五月人形、市松人形、風俗人形などを作り江戸衣裳着人形の伝統の基礎を築き

ました。

 あらかわショッピングモールでは、江戸寛永時代からの技術を受け継ぐ東京都伝統工芸士 竹中重男氏の製品を購入すること

ができます。

購入はこちらから

 

江戸衣裳着人形製作の工程

@衣裳作り(2分)

人形作りは分業となっており、頭・手・足などについては外注します。

竹中氏の仕事は衣裳を着せて人形を完成させることで、作ろうとする人形の種類

や使用する個所によって、布地や配色や柄などを決めます。

裁断した表地と裏地を縫い合わせた上で、袖や襟、身ごろなどを縫い合わせ、それ

ぞれの衣裳を完成させます。

 

 

 

 

 

A着せ付け(2分)

雛人形の胴には、稲ワラを一定の太さにまとめたワラ胴が使われています。

この技法も寛永の昔から、今日にそのまま受け継がれています。

このワラ胴をもとに組み上げた胴に、襟を重ねて巻きつけ、糊付けをしていきます。

次に袴、上着などを着せ、人形の姿形に合わせて肩や胸などを綿や木毛で肉付

しながら整えていきます。

 

 

 

 

 

B振り付け 完成(2分)

人形師は、作ろうとしている人形の姿を頭にイメージしながら、曲げる部分に目打ち

を当てて、手足の振り付けをします。この振り付けのコツは、衣裳に自然な折り目が

出て、人形が生き生きとした姿になるように作ることです。

これが人形師としての技の見せ所です。

 

 

 

 

 

 

C竹中氏インタビュー(1分59秒)

竹中氏に人形作りにかける思いを語って頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

完成品の写真

完成品

 

●○竹中 重男氏 プロフィール○●

 竹中氏の祖母・鶴子氏が明治時代中ごろに技術を習得し、それを父・幸輔氏が受け継ぐ。竹中氏は、幼少の頃より仕事を手伝

い、昭和32年から人形製作に専従。

 衣裳着人形おいては、手足の動きと衣裳の着せ方などのバランスが最も大事だといわれる。目に見えない部分にも手を抜くこ

となく、今でも祖母の代からの作り方を忠実に守り続けている。

 ○昭和55年 第三回全国節句人形コンクールにおいて、通産大臣特別賞受賞

 ○昭和62年 第三十回東京都伝統工芸品展で東京都知事感謝状授与

 ○平成元年 荒川区登録無形文化財保持者認定

 ○平成2年  東京都伝統工芸士認定

 

 

 

○●○○ 東京都伝統工芸士 竹中重男氏 作品集 ●○○●

雛人形・親王飾り・九番

雛人形九番 

 拡大画像1

拡大画像2

拡大画像3

雛人形・親王・六番

 雛人形六番

 拡大画像1

拡大画像2

雛人形・親王飾り・三寸

雛人形三寸 

  

 

稚児雛

稚児雛 

 拡大画像1

拡大画像2

立雛

立雛 

拡大画像

市松人形

市松人形 

拡大画像

鎧着大将

鎧着大将 

拡大画像

鳴弦

鳴弦 

 

 

鐘馗

鐘馗 

拡大画像

 

竹中さんの作品は当ショッピングモールから注文・お問合せできます。

あらかわショッピングモールに戻る