江戸初期、後に徳川幕府のお抱え七宝職人となった平田彦四郎(道仁)が朝鮮からの渡来人に学んだ七宝技術は、明治

初期に至って政府が賞牌制を創設すると勲章制作に用いられるようになり、世の中に普及しました。この勲章の技術をベース

とする東京七宝には、型にはっきり仕切りがある有線七宝よりも、「盛り」や「酸洗い」に職人の勘と技術がより多く要求されます。

 あらかわショッピングモールではそんな貴重な伝統技術を継承する一人、東京都伝統工芸士 畠山弘氏の商品を購入する

ことができます。

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七宝製作の工程

@デザイン、型づくり、空焼き、釉薬こなし(1分47秒)

 作品のデザイン画を作ります。畠山氏がイメージを提案し、デザイナーが精密な

デザイン画に仕上げます。

 デザインに沿って型を外注で製作します。型は銅・銀・金・プラチナなど様々な

素材で作られます。

 型で抜いた素地は油が付着しているため、空焼きをして油を浮かせてから、

塩酸・硝酸などによる酸洗いで表面の酸化膜を綺麗に落とします。

 滑らかにまた均一に色を乗せるため、硝石・珪石・鉛丹などを成分とする釉薬

(ゆうやく)の粒子をこなして、素地に盛る準備をします。

 

 

A釉薬盛込み、乾燥、焼成、酸洗い(2分10秒)

 ホセ(竹のへら)を使い、釉薬の盛込みを行います。盛込み後、2〜3時間乾燥

させて水分を飛ばした後、800〜850度の釜で数分間焼き上げます。焼かれると

黒い酸化膜が出来るため、酸洗いを行います。

 隣り合う色同士は一緒に盛ることが出来ないため、この工程を繰り返し行います。

 一つ一つを正確な高さに盛らないと次の盛りを美しく行えません。また、釉薬に

より、盛込み具合や焼成に適した釜の温度、酸洗いの仕方などが少しずつ異なる

ため、作業には長年の経験と勘が必要とされます。

 

 

 

Bかぶせ、研磨、検品、上げ焼き(1分40秒)

 「かぶせ」と呼ばれる最終の盛りをして乾燥・焼成を行い、仕上げに入ります。

 始めは粗い砥石で90%まで研磨し、仕上げは細かい砥石で、七宝表面の釉薬

を削り丁寧にデザインの模様を研ぎだします。研磨が過ぎても足りなくても、良い

仕上がりになりません。

 検品を行って七宝表面の気泡や食い込みを修正した後、最後に上げ焼きをして

完成です。

 

 

 

 

C東京七宝について(2分)

 畠山氏に東京七宝にかける想いを語っていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

完成品

 

 

●○畠山 弘氏 プロフィール○●

 南千住に生まれ幼少の頃より父・畠山吉雄氏の始めた畠山七宝製作所を手伝う。大学卒業後本格的に修行し、14年かけて

七宝の盛込みから表現までの技能を習得する。

 作品のデザイン考案・型作成から制作・販売まで一貫して行う、数少ない作家の一人である。「盛り」や「酸洗い」に職人の

高度な技術と勘が要求される東京七宝の作品の美しさ・味わいを、世の中に広く伝えることを目指して活動している。

 ○平成14年 東京都伝統工芸品展にて東京都知事感謝状授与

 ○平成16年 第一回東京七宝作品コンクールにおいて東京都産業労働局長賞受賞

 ○平成17年 東京都伝統工芸士認定

 

○●○○ 畠山 弘氏 作品集 ●○○●

ブローチ、ペンダント(チューリップ、キキョウ)

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ストラップ(ダブルハート)

  

 

踊る手まり

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ストラップ(カゴの小犬、ロングヘアードッグ)

  

 

ブローチ(バラの人)

  

 

ブローチ、ペンダント(マーメイド)

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ブローチ、ペンダント(ちょうと遊ぶねこ)

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ピアス(ノーフェイスエンジェル)

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